逆年の差カップル編・第5回目は
『30代後半を大学生に捧げた女性の裏側』です。
※逆年の差カップル編は特に私達の体験をベースに話を進めていきます
今回は、当時30代後半だった私が17歳年下の彼と付き合うにあたって、どんな葛藤や背景があったのかをお伝えします。
逆年の差恋愛に踏み切った背景として、彼と出会う前の事も軽く触れておきます
俺はあんまり聞きたくないけどね。でも年下は年下なりの覚悟があったことも伝えます
私たちの話が少しでも参考になると嬉しいです
30代から如実に切り替わる世間の印象
私は20代の頃は仕事に趣味にと、寝る時間を惜しんで生活していました。
「まだ若いしね」と、どんな生活をしても誰からも文句も言われず、社会人としての責任の下に自由を謳歌していたのです。結婚願望もなく、恋愛は二の次。子供も欲しくなかったし、仕事に一生を捧げるつもりでいました。
そんな私ですが、30歳になると同時に正社員を辞め上京。フリーランスとして独立して数年が経った頃、取引先の人から結婚相談所に誘われたのです。
ほんと余計な事をしてくれる!そんな所入らなくていいんです!
まぁ取引先の人の顔を立てる為にも、話だけでもと聞きに行ったのですが…
30代前半で始めた婚活
試しに話を聞きに行った結婚相談所で、私は30代女性の価値を知らされたのです。その時私は、33歳になっていました。
相談員の方が語った30代女性というのは、上記のものでした。
私は、今まで自分が頑張ってきた軌跡に誇りを持っていました。ですが、世間や少なくとも婚活市場では…
女性としての価値、子供を産めるリミット、フリーランスの不安定さ。様々な不安要素に引っ張られ、私は結婚相談所に入会したのです。
今思うと不安から逃げる為の結婚って、絶対上手くいくわけないのに…浅はかでした
結婚相談所の罠
結婚相談所に入会して直ぐに色々な方と会いました。毎週3人~4人、たまに土日開催の男女80人の大規模のPT等。登録して暫くは新規ボーナスで目に留まりやすいということで、短期決戦を考えていました。
ですが、結婚相談所だから安心というわけではなく、様々なトラブルにも遭いました。
コミュニケーションを取るのが苦手な人が多かった印象です。昔の仕事柄お客様の無茶な要望も笑顔で聞く癖があり、それもあって話しやすく執着されたのではないかと思っています
独身証明や収入証明は入会時に必要なだけなので、こういうトラブルが起こるのだと思います
様々なトラブルを経ての教訓
こういう事があったので、私は3か月で結婚相談所を辞めました。後に婚活アプリの方も試してみましたが、こちらも同じく3か月で止めました。
アプリは結婚相談所よりはマシでしたが、軽い人が多く婚活向きではありませんでした
結婚相談所に何十万も支払って危ない目に遭いに行くってバカなの?
ほんと返す言葉もない…!(でもネタにはできる)
約半年の婚活でただ疲弊しただけかとも思いましたが、私の中に教訓も残していきました。
それは…
それからは、迷った時は自分の心が少しでも喜ぶ方を選択するようにしています
立ちはだかる40歳の壁
私が36歳の時、彼からの数回の告白を受けお付き合いがスタート。婚活で得た教訓があったからこそ、柵にとらわれず逆年の差恋愛に足を踏み出せたのだと思います。
また、この頃には私も家庭を持ちたいと思うようになっていました。子供も凄く欲しかったです。
そこには、年を取った両親に孫を抱かせてあげたいという想いもありました
そういう背景があったので、私は当初から遊びで付き合うつもりはないと彼に伝えていました。
↓年下男性と年の差恋愛を始める前に(ノウハウ)
↓36歳の女性が大学生の彼と付き合う前に徹底した事(逆年の差カップル・お相手が学生の場合)
一番の葛藤は出産可能なリミット
彼と付き合うと決まった時、正直子供に関しては凄く葛藤しました。
当時彼は大学1年生。先で結婚となっても4年は待たないといけない。今ならまだ子供を産める可能性もそれなりにあるけど、4年後は…?40歳の私には出産は難しくなっているだろうし、そこまで待ってもし捨てられたら…?
結婚も出産もさらに難しくなった中年女性が残るだけ。
過ぎていく時間が色んな可能性を奪っていくのに、ただ待つしか出来ない…。それは、なかなかの恐怖でした。
勿論、若いから必ず子供を持てるとも限りませんし、女性側から別れを告げることもありますが…
彼を信じて付き合う。もしダメだった時はその時はその時。良い思い出を貰ったと前に進もうとは考えていました。ですが、喧嘩の度にその不安は頭をもたげていました。
可能性を切り捨てる事で得たこと
色んな葛藤に悩まされた遠距離恋愛時でしたが
これらを実践することで、揺らぐことは少なくなっていきました。
ただし、これらの事が出来たのは、将来の望む関係性をお互いが明確にしていたからです
子供は私の年齢的に難しいかもしれない。彼も子供が苦手。それでも一緒になることが決定事項なら、二人で生きていく人生を歩もう。
そうして私は、
3年強かけて子供のいない人生を歩む事を自分に納得させていきました。
御幣がある表現かもしれませんが、可能性を切り捨てた事で思わぬ副産物もありました。
それは…
お陰で、メンタル的には割とゆったりと彼を待つことが出来ました
超年上女性と付き合う年下側の覚悟
実は彼は、付き合っている時に「結婚」といワードを出したことは殆どありません。その代わり、もっと先の未来の話をする事はありました。
介護が必要になった時、ななつきのオムツは替えてあげるからね
いやいやいや、他にもっと言い方あるでしょ!?
私たちの間には17年という、埋めようのない時間差があります。
今は良くても、何れ同じ様に生きることが難しくなります。彼が65歳の時、私は82歳。それこそ、彼の介護を必要としているかもしれない。でも逆に、何らかの理由で私が彼の介護をしているかもしれない。
人生なんてその時になってみないと分からない。
だから私は、人生終盤の二人の時間を深刻に考えることはしていませんでした。でも…
残す側と残される側の時間の重み
ある時、喧嘩中に彼が私に言ったことがあります。
どうせ俺の方が取り残されるんだ!※寿命的な話
衝撃でした。
彼はその時の事まできちんと考え、受け入れた上で私と付き合っていたんです。
当たり前の事と思われるでしょうか?
そうではありません。頭で理解しているのと、発生する様々な感情を抱え、心で受け入れるのとでは雲泥の差があります。
私が子供を産めるリミットを気にするように、彼も一緒にいられる時間を気にしていた…。重さとしては彼の方が重く、抱えるにはしんどい物だったと思います。
私より17歳も若いのに、私以上に未来を見ていた彼。私は今まで語られなかった彼の想いを知って反省しました
死がふたりを分かつまで
「どうせ俺の方が取り残されるんだ!」彼のこの言葉を聞いた時、「独りにさせたくない!」と強く思いました。
独り残る彼の姿を想像したら、切なくて胸が押しつぶされる想いでした
前々項で話した通り、私は遠い未来を想像して生きてはいませんでした。不確定だという事が理由ですが、それは私が置いていく側だったからかもしれません。
年下側の方が残された二人の時間に対して敏感です。
だから…
態度や行動で示してもらえると、同じ強さで時間に対して向き合ってくれているんだと安心できます
まとめ
逆年の差恋愛をする上で、20代からの人生を振り返ってきて分かったことは以下の通りです。
- 20代30代と年を重ねていくと、自分よりも周りの方が自分に対する見る目が変わる
- だからといって、世間一般の〇〇代の評価や価値に振り回されると自分を見失う
- 自分の心が望む方を選択する。そうした方が例え失敗しても満足する場合が多い
- 時間を大切にする為にも、言葉よりも相手の行動を見て、信頼できる相手かどうかを見極めて付き合う
- 結婚や出産等リミットを気にしすぎない方が、焦りがなくなり物事がスムーズに運ぶ
- 残された様々な時間が不安になるのは年下側も同じ。自分の方が不利と思わず、相手へのフォローも忘れずにする
如何でしたでしょうか?
これらを実践することで、頭で考える不安やアレコレは大分薄くなると思います。
人生何が起こるか分からない。今ある時を二人で沢山楽しんでくださいね!